農林水産省は、平成30年度戦略的プロジェクト研究推進事業の公募を開始すると発表した(公募期間:平成30年2月1日~3月22日)。今回、総合的な悪臭低減・臭気拡散防止技術の開発、有害化学物質・微生物の動態解明によるリスク管理技術の開発、国際連携による農業分野における温室効果ガス削減技術の開発、海外植物遺伝資源の民間等への提供促進など、13件の研究課題を公募する。研究事項「国際連携による農業分野における温室効果ガス(GHG)削減技術の開発」では、日本が有する水・肥料・有機物等に関する各種栽培管理技術を融合させ、GHGを削減すると同時に、農業者が技術を導入する動機となる土壌保全及び生産性の安定を実現する、総合的栽培管理技術を開発する。また、農産廃棄物を有効利用したGHG削減技術に関して、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)等との連携により、その影響評価手法を確立し、評価を実施するという。