大日本印刷(株)は、従来に比べ大型でエネルギー変換効率4%以上を達成した有機薄膜太陽電池を開発したと発表した。これまで、有機薄膜太陽電池は、大型化にともない光を電気に変換するエネルギー変換効率が大幅に低下する問題があり、実用化の障害となっていた。そこで同社は、発電した電力を効率的に外部に取り出せる技術を開発。印刷技術であるフォトエッチング技術を応用し、透明導電膜に特殊な開口を有する補助電極を設けて、抵抗値を下げることにより発熱ロスを抑制し、エネルギー変換効率を高めることに成功した。今後、さらなる大型化とエネルギー変換効率の向上など有機薄膜太陽電池の量産化に向けた研究開発を進め、2012年度中にサンプル出荷を開始し、2015年度までの実用化を目指しているという。
情報源 |
大日本印刷(株) ニュースリリース
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機関 | 大日本印刷(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 太陽電池 | 大日本印刷 | 有機薄膜 | エネルギー変換効率 | フォトエッチング技術 | 導電膜 | 大型 |
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