東レ(株)は、中国・北京市内に水処理事業の合弁会社「藍星東麗膜科技(北京)有限公司」(以下、TBMC)を2009年7月に設立し、8月24日に逆浸透(RO)膜を生産する新工場の建設に着工したと発表した。高い経済成長が続く中国では、工業化の進展により水の使用量が急激に増加している。また、都市部では人口増加により水需要が急増する一方、北部では旱魃の影響などにより水の供給不足問題が起きている。そのため、水処理膜による下廃水の再利用、海水淡水化等の需要が高まっており、RO膜の需要が年率20%以上の成長を続けている。そこでTBMCでは、水処理膜に関する東レの最新技術を導入する一方、中国側の営業ネットワークを活用することにより、中国における下廃水リサイクルや海水淡水化プラント案件向けに、高品質でコスト競争力の高い水処理膜を供給する。これにより、東レはRO膜を中心とした水処理事業を一層強化していくという。
情報源 |
東レ(株) ニュースリリース
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機関 | 東レ(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | RO膜 | 逆浸透膜 | 海水淡水化 | 東レ | 水処理 | 中国 | 下水 | 合弁会社 |
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