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 東レ(株)、シンガポールのチュアスII海水淡水化プラント向けに逆浸透膜エレメントを導入へ

発表日:2012.02.10


  東レ(株)は、シンガポールのチュアスII海水淡水化プラント向けに、逆浸透膜(RO膜)エレメントを受注したと発表した。シンガポールでは、持続的な水供給システムの確立を目的として、「国家の4つの蛇口」(国内の貯水池、輸入水、再生水、脱塩水)と称する政策を実行している。この中で、隣国マレーシアからの2061年を期限とする輸入水契約への依存度を下げていくため、雨水の集水地域を国土の66%まで拡大するとともに、現在既に3割程度を占める下廃水再利用水(NEWater)の利用のさらなる増大と、海水淡水化設備の増強を積極的に推進している。同プラントは、現在稼動中の同国初の大型海水淡水化プラントであるチュアス海水淡水化プラントの隣接地に建設されるもので、生産水量は318,500m3/日で、中東を除くアジア域内の海水淡水化プラントでは最大規模となる。稼働開始時期は2013年、RO膜エレメント納入は2012年中の予定。同社では、今後も、シンガポールでの安定的かつ高品質な水資源確保により一層貢献していくという。

情報源 東レ(株) プレスリリース
機関 東レ(株)
分野 水・土壌環境
キーワード RO膜 | 逆浸透膜 | 海水淡水化 | シンガポール | プラント | 東レ | 水処理 | 廃水 | 再利用
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