東レ(株)は、海水淡水化用の逆浸透膜(RO膜)事業で、中国の青島(山東省青島市)ならびに曹妃甸(河北省唐山市)の海水淡水化プラント向けに、相次いでRO膜を受注したと発表した。2つのプラントの合計造水量は15万m3/日で、いずれも2011年中の稼働開始予定。特に青島の海水淡水化プラントは、造水量が10万m3/日と海水淡水化プラントでは中国最大規模であり、中国初の本格的な飲料水向けプラントとなる。中国では、高い経済成長に伴う工業化の進展により、水の使用量が急激に増加しており、特に都市部では人口増加により水需要が急増する一方、北部では干ばつの影響などにより、水の供給不足問題が起きている。同社では、中国の急増する水需要に応えるべく、2009年7月に中国・北京市内に水処理事業の合弁会社「藍星東麗膜科技(北京)有限公司」(TBMC)を設立し、2011年から本格的に稼働を開始した。今後、安定した製品供給体制を確立し、中国における水処理膜事業の拡大を加速していくという。
情報源 |
東レ(株) プレスリリース
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機関 | 東レ(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | RO膜 | 逆浸透膜 | 海水淡水化 | プラント | 東レ | 水処理 | 中国 | 合弁会社 | 青島 | 曹妃甸 |
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