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 三菱重工業(株)、リチウム二次電池事業に参入し、2010年秋までに量産実証工場を稼働へ

発表日:2009.08.26


  三菱重工業(株)は、リチウム二次電池事業への本格参入に向け、同電池の量産化実証工場を2010年秋頃までに長崎造船所内に建設・稼動させると発表した。同工場の年間生産能力は6万6,000kWh(中型電池換算で約40万個)。電池は九州電力(株)との20年に及ぶ共同研究により開発したもので、主に移動体用の中型電池(定格容量165Wh)と、定置用(電力貯蔵用)の大型電池(同350Wh)の2種となる。電力保持特性に優れるリチウム二次電池は、環境規制の高まりとともに2010年以降急激な需要増が見込まれており、電気自動車やハイブリッド車など自動車用途が先行して拡大傾向にある。同社は今後、自社製ハイブリッドフォークリフトに搭載するほか、風力発電や太陽光発電等の系統安定化用の蓄電装置として組み込む。また、電力会社の非常用電源、環境に配慮した独立電源や離島のマイクログリッド用電源市場も視野に入れるという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 太陽光発電 | ハイブリッド車 | 電気自動車 | 九州電力 | 三菱重工業 | 電力貯蔵 | マイクログリッド | リチウム電池
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