環境省は、平成21年度エコ燃料実用化地域システム実証事業(首都圏)により、平成21年9月1日(火)から、E3(バイオエタノール3%混合ガソリン)の供給を開始すると発表した。京都議定書目標達成期間における運輸部門の対策の柱である輸送用エコ燃料の導入については、2010年度に原油換算50万キロリットルを導入するとの目標が掲げられている。同事業は、日伯エタノール(株)袖ヶ浦事業所においてE3を製造し、首都圏のガソリンスタンドにおいて自動車用燃料として販売することにより、原料調達から販売までの各段階において、必要な管理手法やE3の社会的受容性等の検証を行うもの。今回、神奈川県川崎市にある(株)かなせきのセルフ南加瀬サービス・ステーションにおいて、E3を供給する。これは、首都圏において初めて、一般の車両に対するE3の販売供給となる。