東京農工大学は、プラスチック削減に向けた総合的な取組「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」の概要を紹介した。今回の取組は、「プラスチック資源循環戦略(政府、2019年5月31日策定)」の重点戦略(基本原則)となっている3R(Reduce、Reuse、Recycle)とRenewableに関する学内の環境整備や、プラスチック課題を解決する研究(Research)などを一体的に進めるもの。同大学は、大型外部資金の獲得に繋がる研究プロジェクトを学内公募し、2018年度に「農学と工学の融合によるマイクロプラスチック汚染の総合的解決」への支援を決定しており、東京都と使い捨てプラスチック削減に向けた協定を締結するための準備を進めてきた。今回、8月9日の協定締結に併せて、具体的な削減策(自販機のペットボトルをゼロに、学内店舗での使い捨てプラ袋の廃止、プラスチック減量の大学グッズ採用)や、教育・研究・社会貢献の方向をまとめたコンセプトペーパーを公表した。