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 NEDO、地域の竹を原料とする熱電併給(ORCユニット)のプラント実証を開始

発表日:2019.08.29


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)」における、バンブーエナジー(株)(熊本県玉名市)の取組内容を紹介した。同社は、2015年から地域の竹とバーク(樹皮)の調達や混焼試験などを実施し、地域行政などと共に工業団地における事業モデルの実現可能性を検討してきた。2017年1月以降は地域自立システムの設計やプラント設備の検討を進め、今回、熊本県南関町にバイオマス燃焼炉と水の代わりに有機媒体を利用して発電する「ORC(オーガニック・ランキン・サイクル)」熱電併給からなる実証プラントを完成させた。プラントは、年間8,750 t程度の竹を利用して、隣接する竹材の加工工場で6,795 kW(熱)および995 kW(電気)を利用できる規模となっている。2023年頃の事業化とクリンカ(燃焼灰が溶けて生成される塊)の製品化を視野に入れて、2019年10月からプラント実証を開始し、乾燥工程の熱需要に対する有効性を確認するとともに、システム全体のCO2削減効果などを評価するという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構
バンブーエナジー(株) ニュースリリース(PDF)
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構 バンブーエナジー(株)
分野 環境総合
キーワード バイオマスエネルギー | NEDO | バイオマス | 熊本県 | ORC | 竹 | バンブーエナジー | 玉名市 | 南関町 | クリンカ
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