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 秋田県立大など、ドローンを用いた温室効果ガスの観測に成功

発表日:2019.10.19


  秋田県立大学と国立環境研究所の研究グループは、ドローンによる温室効果ガスの観測に成功し、同研究について国際学術誌へ掲載されたことを発表した。従来、上空の温室効果ガスの分布を知る方法として、気象観測用のタワーや気球、航空機による観測があったが、費用が大きいことや観測可能な場所が限定されることが課題とされていた。今回、同研究グループは、ドローン可搬型のCO2観測装置を搭載したシステムの開発に成功し、比較的安価で、自由な場所で測定を可能とした。機体を複数台用意することにより、同時の飛行観測も可能とし、森林と都市域の濃度分布の違いを調査することも容易になるという。この取組が応用され、今後、森林・水田や都市部等、土地利用形態の異なる地域で観測が行われることで、温室効果ガスの地域的な発生要因など解明が期待されるという。

情報源 秋田県立大学 お知らせ
機関 秋田県立大学 国立環境研究所
分野 地球環境
環境総合
キーワード CO2 | 温室効果ガス | 国立環境研究所 | 観測 | 濃度分布 | 秋田県立大学 | ドローン | 大潟村 | 飛行観測 | 発生要因
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