環境省は、2005年度から実施している自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)について、第5期(2010年度目標)の目標保有参加者75案件(タイプA、Bの採択事業者の合計)を決定した。これらの事業者は、一定量のCO2排出削減を約束した上で、この制度に自主的に参加し、積極的にCO2排出削減実施に取り組むもので、その取組は他のモデルともなる先進的なもの。今回、2009年7月下旬からの追加公募により、第5期目標保有参加者タイプA(補助金あり参加者)の12案件を決定。これにより、2009年5月21日に公表した目標保有参加者タイプA(補助金あり参加者)57件、7月6日に公表した目標保有参加者タイプB(補助金なし参加者)6件を加えた合計75件が第5期採択事業者となった。これらの事業者は、2008年秋より開始された「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」における試行排出量取引スキームの参加者として位置付けられる。