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 環境省、平成19年度自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)第3期評価報告書を公表

発表日:2010.02.09


  環境省は、平成19年度自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)の第3期評価報告書を公表した。これは、同省が平成17年度より実施しているJVETSの第3期(平成19年度採択・平成20年度目標)が平成21年8月をもって終了したことを受けて、その結果を評価委員会で評価し、第3期の成果と今後の提言を取りまとめたもの。これによると、目標保有参加者61社の排出削減量の実績は、基準年度排出量の23%に当たる382,625t-CO2で、当初参加者が削減を約束していた量(基準年度排出量の8.2%に当たる136,410t-CO2)を大きく上回るという。また、排出枠の取引の実績は、取引件数23件、取引量34,227t-CO2、平均取引価格t-CO2当たり約800円であった。さらに、これまでのJVETSの運用に対する主な提言を、1)制度対象事業者の重点化を図る、2)インフラの更なる改善を図る、3)削減ポテンシャル等に関する情報収集を行う、4)制度運用体制の見直しを行う、5)制度参加者と協働で制度設計の議論を行う、と取りまとめた。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
キーワード CO2 | 環境省 | 温室効果ガス | 排出量取引 | JVETS | 排出削減 | 自主参加型
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