埼玉県は、同県内における2017(平成29)年度の温室効果ガス排出量を公表した。「ストップ温暖化・埼玉ナビゲーション2050(改訂版)(埼玉県地球温暖化対策実行計画)」では、2020年における埼玉県の温室効果ガス排出量を2005年比21%削減することを目標としている。今回、2017年度の温室効果ガス排出量は4,057万トン-CO2で、基準年度(2005年度)比239万トン・5.6%の削減、前年度比38万トン・0.9%の増加となった。電力排出係数を固定した場合、2017年度の温室効果ガス排出量は3,726万トンとなり、基準年度(2005年度)比13.3%の減少となった。なお、県の温室効果ガス削減目標の進行管理は、県民や事業者など電力需要側の削減努力を明確に示すため、電力供給側の変動要因を取り除いており、基準年である2005年度の電力排出係数の値で算出した各年度の温室効果ガス排出量を使用している。