東北大学は、未来のリサイクル・ステーション(以下「新ステーション」)をデザイン・実用化する産学連携プロジェクトを開始した。このプロジェクトは、リサイクル行動メカニズムに関する「調査研究」と新ステーションの「社会実験」の大きくは2つの取組で構成されており、京都市の経営戦略コンサルタントが全体コーディネートや分析・実用化支援を担い、同大学は主に、古紙・廃棄物回収を手掛ける仙台市の企業が収集したデータの分析などを進める。2020年4月1日より、スーパーなど全国の小売店舗約350か所に設置された、延べ600万人分の資源回収ステーション利用データの分析を始めており、今後はリサイクル行動の心理的・経済的・社会的メカニズムの解明や、AIによる資源回収量予測などに取り組み、人間行動科学に基づく新ステーションのデザインなどを進めていくという(目標年次:2022年度)。