コスモ石油(株)は、同社が有する生分解性プラスチックに関する特許について、東京農工大学の技術移転機関(TLO)である農工大ティー・エル・オー(株)(以下、農工大TLO)との間で、サブライセンス付のライセンス契約を締結したと発表した。この特許は、同社と東京農工大学との共同研究の成果であり、今回の契約により、農工大TLOは、同特許のライセンス(特許を実施する権利の許諾)を受けるとともに、さらに第三者にライセンスすることが可能となった。同特許は、木材の主要成分(約3割)でありながら、ほとんど有効利用されていないリグニンに着目し、同物質から生分解性プラスチック等を生成する技術である。この技術は、バイオマスの有効利用につながるうえ、接着剤や塗料等への多様な展開が期待されており、東京農工大学ではすでに、(独)森林総合研究所と長岡技術大学との共同研究により、強度の高い接着剤の開発に成功している。同社と農工大TLOは、今後も産学連携による研究成果の有効活用を図り、企業等へのサブライセンス活動を進めていくという。
情報源 |
コスモ石油(株) プレスリリース
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機関 | コスモ石油(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオマス | 森林総合研究所 | コスモ石油 | 産学連携 | リグニン | 接着剤 | 特許 | 東京農工大学 | 長岡技術大学 | 生分解性プラスチック |
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