新潟大学は、登熟期に高温耐性および高濃度CO2耐性を有するコシヒカリの新品種を開発し、「コシヒカリ新潟大学NU1号」として品種登録した。地球温暖化の影響で、高温によるコシヒカリの品質低下が課題となっており、平成22年および令和元年の夏季には、猛暑やフェーン現象の発生で、イネの高温障害が発生していた。また、イネの品質低下は、高温気象だけでなく、高濃度のCO2濃度により高温障害が助長されることが知られている。同大学は、独自の方法により、高温、高濃度CO2耐性を有するコシヒカリの突然変異体を選抜・作出した。鹿児島・福岡・新潟の3県での試験圃場において、コシヒカリよりも優れた高温耐性、高濃度CO2耐性が確認され、PCR検査により同品種が簡便に判別できる技術も開発したという。
情報源 |
新潟大学 研究成果
|
---|---|
機関 | 新潟大学 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 猛暑 | 高温障害 | 突然変異体 | 登熟期 | フェーン現象 | 高温耐性 | 高濃度CO2耐性 | 新品種 | 品種登録 |
関連ニュース |