ウェザーニューズは、AI技術を活用した「電力需要予測システム」を開発し、導入先における運用が始まったと発表した。同社は、多くの電力事業者が個々に電力需要予測を行っており、細かい修正については人手やスタッフの経験知を要するといった実情を踏まえ、独自のAI技術により気象予測や消費電力などの最新データを30分ごとに学習し続け、電力需要を予測するシステムを開発した。今回、予測精度の検証などを経て、有用性が評価されたことから、住友商事(株)の子会社で新電力事業者であるサミットエナジー(株)に同システムが採用された。2020年4月1日からサミットエナジーにおける運用が始まっており、導入から1週間で、電力需要予測に基づく需給計画策定によるコスト削減の効果や、前日での予測精度向上が確認できたという。