東芝エネルギーシステムズ(株)などは、バイオマス発電所でCO2を分離回収する大規模な実証設備の運転を開始した。同社は、2009年グループ会社である(株)シグマパワー有明の三川発電所(福岡県大牟田市)においてパイロットプラントを建設して以来、CO2分離回収技術について開発・実証を行ってきた。2016年7月、同社(採択当時:(株)東芝)を含めた複数法人は、環境省「環境配慮型CCS実証事業」に採択され、今回、同事業の一環として、三川発電所のバイオマス発電設備に適用し試運転を行っていたCO2分離回収実証設備について、稼働を開始した。この設備により三川発電所から排出されるCO2の50%以上(500トン/日規模)を分離回収可能。三川発電所が、パーム椰子殻を主燃料としたバイオマス発電所であることから、このカーボンニュートラルな発電方法にCO2分離回収技術を適用することで、過去に排出されたCO2を除去する「ネガティブエミッション」実現が考えられるという。
情報源 |
東芝エネルギーシステムズ(株) プレスリリース
〔参考〕環境省 報道発表資料(平成28年7月25日) |
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機関 | 東芝エネルギーシステムズ(株) みずほ情報総研(株) (株)シグマパワー有明 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | カーボンニュートラル | ネガティブエミッション | シグマパワー有明 | 東芝エネルギーシステムズ | CO2分離回収 | 大牟田市 | 環境配慮型CCS実証事業 | バイオマス発電所 | 三川発電所 | パーム椰子殻 |
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