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 杜の都バイオマス発電所、営業運転開始(仙台市)

発表日:2023.11.20


  (株)レノバ(東京都中央区)は、杜の都バイオマス発電所の営業運転を開始した(開始日:令和5年11月18日)。木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を燃料とした同発電所は、ユナイテッド計画(株)、住友林業(株)、みずほリース(株)、RenoDaパートナーズが共同出資した、合同会社杜の都バイオマスエナジーで準備を進めてきた。同発電所が立地する蒲生北部地区は、約3,000人が暮らしていたが、東日本大震災の津波により約1,500戸の家屋の約8割が流失。仙台市震災復興計画に基づき、災害危険区域に指定、蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業により、仙台港に隣接する一大産業拠点として生まれ変わった。合同会社ではバイオマス発電所建設にあたり、「ふるさとが発展し、地域経済活性化の一端になれば」という想いを大切にした事業を進めており、発電所内には、震災前の地域の様子を伝える「蒲生なかの郷愁館」という展示ルームを設置予定となっている。同社では、今後も地域や関係各所の協力により、地域社会との共生と安全を最優先として発電所を運営し、脱炭素社会の実現に貢献していくという。なお、杜の都バイオマス発電所は、75.0MWの発電容量で、想定される年間送電量、約55,330万kWh。これは一般家庭約17万世帯の年間使用電力量に相当する能力があるという。

情報源 仙台市 ニュースリリース(PRTIMES)
機関 仙台市 (株)レノバ
分野 環境総合
キーワード 住友林業 | 木質ペレット | 東日本大震災 | 仙台市 | レノバ | バイオマス発電所 | パーム椰子殻 | 杜の都バイオマス発電所 | 杜の都バイオマスエナジー
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