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 キリン、GHG中期削減目標をアップグレード

発表日:2020.12.17


  キリンホールディングス(株)は、グループ全体のGHG排出削減目標を「1.5℃水準」に上方修正し、引き続き、バリューチェーン全体の排出削減を推進すると発表した。同社は、グループ全体のGHGを30%削減(2015年比)するという野心的な目標を掲げ、2017年に国際的なイニシアチブが推奨している企業版2℃目標(Science Based Targets; SBT)の認定を取得した。その後、気候変動対策に関する世界の動向を踏まえ、2020年2月に環境ビジョンを改定し、より野心的な目標(2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量ネットゼロ)を設定していた。SBTは、世界の気温上昇を産業⾰命前より2℃を⼗分に下回る⽔準に抑え、さらに1.5℃に抑えることを目指す水準と整合した中長期環境目標とされており、今回、同社の「より野心的な目標」がSBTの枠組みにおける「1.5℃水準」目標として認定された。事業者自らによるGHG直接排出(Scope1)と、他社から供給された電気、熱・蒸気の使?に伴う間接排出(Scope2)の50%削減(2019年比)、事業活動に関連する他社によるGHG排出量(Scope3)の30%削減(2019年比)を目指し、同社が2020年11月に加盟したRE100の目標である電力の再エネ100%化(2040年)を含む、脱炭素社会構築に向けた取組を一体的に推進するという。

情報源 キリンホールディングス(株) ニュースリリース(PDF)
機関 キリンホールディングス(株)
分野 環境総合
キーワード Scope3 | SBT | 気候変動対策 | 企業版2℃目標 | 脱炭素社会 | 1.5℃水準 | バリューチェーンScope1 | Scope2 | 再エネ100%化
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