国立環境研究所は、国際原子力機関(IAEA)が主導するプロジェクトの技術報告書No.1927(9章立て、全358ページ)の5. FOREST ECOSYSTEMSの概要を紹介した。同研究所は、IAEAのプログラムModelling and Data for Radiological Impact Assessments(MODARIA Ⅱ)に参加し、福島第一原発事故後の放射性セシウム動態に関する調査研究を進めている。5. FOREST ECOSYSTEMSは、同プログラムのワーキンググループ4の活動の一環として、森林研究・整備機構森林総合研究所、筑波大学、量子科学技術研究開発機構や、英国ノッティンガム大学の研究者らが執筆したもの。今回、ワーキンググループ4のメンバーは、福島第一原発事故後に発表された学術論文をはじめ、各種機関からの報告書やウェブ上で公開されたモニタリングデータを網羅的に収集し、それらのデータから樹木・土壌・キノコの放射性セシウム(Cs137)動態に関するデータを抽出・精査し、樹木から土壌への移動、樹木内部への取り込み、土壌内の分布、きのこや山菜、野生動物への取り込み率、環境半減期などの全容を取りまとめた。今回収集・整理したデータセットは、オープンデータジャーナルで一般公開されている。
情報源 |
国立環境研究所 新着情報
筑波大学 注目の研究 量子科学技術研究開発機構 プレスリリース |
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機関 | 国立環境研究所 森林研究・整備機構森林総合研究所 筑波大学 量子科学技術研究開発機構 |
分野 |
水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 国立環境研究所 | 森林総合研究所 | 放射性セシウム | 国際原子力機関 | IAEA | 筑波大学 | 量子科学技術研究開発機構 | MODARIA Ⅱ | 福島第一原発事故 | ワーキンググループ4 |
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