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 経産省、IAEAによるALPS処理水の安全性に関するレビュー実施について紹介

発表日:2021.09.09


  経済産業省は、IAEA(国際原子力機関)の原子力安全・核セキュリティー局の幹部が日本を訪れ、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の関連設備を視察するとともに、処理水の安全性に関するレビューの本格実施に向けた協議がされたと発表した。同協議は、今年7月8日にIAEAと日本政府との間で署名された、ALPS処理水の取扱いに係る包括的な協力の枠組みに関する付託事項(TOR)を踏まえ、今後のスケジュールやレビュー項目について議論されたもの。具体的には、令和3年12月を目途にIAEAの評価派遣団が訪日し、放出される水の性状、放出プロセスの安全性、人と環境の保護に関する放射線影響について、IAEAの安全基準に照らした評価を行うことで合意した。福島第一原子力発電所の視察については、9月8日、エヴラール事務次長が、東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、レビューの対象となる多核種除去設備(ALPS)、処理水を貯蔵するタンク群、処理水の処分に関する設備の設置が検討されている港湾部等の現場を視察し、東京電力等と技術的な意見交換を行ったという。また、9月9日、エヴラール事務次長と江島経済産業副大臣との会談が行われ、ALPS処理水の安全性について、繰り返し透明性高く客観的なレビューを行うという考えが示されたという。

情報源 経済産業省 ニュースリリース
機関 経済産業省
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 経済産業省 | 安全性 | 国際原子力機関 | IAEA | 東京電力福島第一原子力発電所 | 放射線影響 | ALPS処理水 | 放出プロセス | 原子力安全 | 核セキュリティー
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