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 清水建設、支店社屋をZEB化リニューアル

発表日:2021.05.14


  清水建設(株)は、2021年5月に竣工した北陸支店・新社屋(建設地:石川県金沢市)の環境性能などを紹介した。旧社屋の老朽化に伴い、同社は「未来へつなげる『超環境型オフィス』を北陸から」をコンセプトに設計を進め、2020年4月からZEB化の実現などを目指してリニューアル工事を進めてきた(建物規模:地下1階・地上3階、延床面積:4,224 m2、構造:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造)。地域の伝統的な街並みを意識し、集成材と鉄骨を一体化した耐火木鋼梁を格子状に架設し、金沢伝統の格天井(ごうてんじょう)を再現。木鋼梁の外皮となる集成材には石川県の県木・能登ヒバを採用し、県産材を用いてスパン25m超の木質天井を構築した。環境性能については、気候・風土を活かした地下水利用空調熱源やさまざま創エネ技術をはじめ、太陽光発電の余剰電力を利用して水素を製造・貯蔵する仕組みも導入し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の『ZEB』認証、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の「Sランク(最高ランク)」認証を取得している。5月17日から新社屋での業務を開始し、柔軟な働き方を誘発するオフィス計画の具現化を図り、米国で開発された「WELL認証」の最高ランク取得を目指すという。

情報源 清水建設(株) ニュースリリース
機関 清水建設(株)
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | 水素 | CASBEE | 金沢市 | BELS | 伝統的な街並み | 能登ヒバ | WELL認証 | 地下水利用空調熱源 | 創エネ技術
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