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 環境省、奄美大島で外国産カブトムシを発見

発表日:2021.07.21


  沖縄奄美自然環境事務所は、奄美大島(瀬戸内町)でアトラスオオカブト(学名:Chalcosoma atlas)とみられる外国産カブトムシの死体を発見したと発表した。アトラスオオカブトは、インドからインドネシアなど東南アジアに広く生息するカブトムシ類の1種で、3本の角があるなどで人気が高く、大量に輸入販売されており、奄美大島内でも販売が確認されている。今回、発見された個体は、大学の卒業論文の研究のために奄美大島に来島していた大学生が、2021年7月12日に、瀬戸内町の林道の入口付近で見つけたもの。発見時は、全身がひっくり返ったような状態で、再度確認したところ、分断されていることが分かり、カラスなどに襲われた可能性があるという。同省では、さまざまな昆虫が市販されており、店舗だけでなくネットなどでも購入することができる現状を踏まえ、奄美大島のような場所で、これらの外来生物が定着することがないよう、購入者には逃がすことなく、最後まで責任を持って飼育することを徹底してほしいと呼び掛けている。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 沖縄奄美自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 東南アジア | インドネシア | インド | 外来生物 | 奄美大島 | アトラスオオカブト | カブトムシ類 | 飼い主責任 | 瀬戸内町
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