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 〈東電福一〉ALPS処理過程の廃液を被り作業員被ばく

発表日:2023.10.25


  経済産業省は、東京電力福島第一原子力発電所の増設ALPS建屋で、浄化処理途上の汚染水を移送する配管の洗浄作業中に、放射性物質を含む洗浄水が作業員に飛散するという事案が発生したと発表した(発生日:令和5年10月25日)。作業員1名は、身体汚染が確認されず、身体汚染があった4名のうち、2名は、管理区域からの退域基準以下になるまで除染が完了したが、残り2名は、管理区域からの退域基準以下になるまでの身体除染作業が発電所構内では困難と判断され、福島県立医科大学附属病院(福島市)に搬送をされている。なお、救急医療室の医師の診断の結果、放射線障害による熱傷の可能性については低いと判断されている。同省は、東京電力に対し、再発防止を徹底するとともに、作業員の安全も含めて廃炉作業における安全確保に万全を期して取り組むよう指導するとともに、IAEAへの情報提供を含め、引き続き、透明性高く、情報発信していく。

情報源 経済産業省 ニュースリリース
機関 経済産業省
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
環境総合
キーワード 経済産業省 | 放射性物質 | 被ばく | IAEA | 東京電力福島第一原子力発電所 | ALPS処理水 | 増設ALPS建屋 | 福島県立医科大学附属病院 | 放射線障害 | 内部被爆
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