経済産業省は、IAEAが2021年に開始した東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の安全性に関するレビューに関連して、「IAEAによる独立したサンプリング、データの裏付け及び分析活動」に関する報告書について発表した。ALPS処理水の安全性に関するIAEAレビューは、IAEAとの間で2021年7月に署名された付託事項(TOR)に沿って実施されており、原子力分野の専門機関であるIAEAの職員及び国際専門家からなるIAEAタスクフォースにより、ALPS処理水の放出前・中・後にわたり実施される。同報告書では、1)ALPS処理水のサンプリング、分析及び分析機関間比較(Interlaboratory Comparison :ILC)、2)周辺環境から採取した環境試料(海水・魚など)のサンプリング・分析及びILC、3)作業員の外部・内部放射線被ばくのモニタリングに関する線量測定サービスプロバイダーの能力評価の3つで構成され、これまでの進展と今後期待される活動が記載されている。また、分析結果は、IAEAから改めて報告書が公表され、ALPS処理水の放出前・中・後にわたって、安全性に関するレビューを継続し、IAEAによる裏付けと分析活動の最新情報が公開されるとしている。
情報源 |
経済産業省 ニュースリリース
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機関 | 経済産業省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 経済産業省 | 放射性物質 | サンプリング | IAEA | TOR | 東京電力福島第一原子力発電所 | 内部被ばく | ALPS処理水 | IAEAタスクフォース | 外部被ばく |
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