(株)バンダイなど3社は、ガシャポンの空カプセルを回収・ぺレット化・再商品化する事業を開始した。この事業はプラスチックごみ排出の削減などを目的としており、アミューズメント事業を運営する(株)バンダイナムコアミューズメントが店舗に空カプセル回収ボックスを設置し、物流子会社の(株)バンダイロジパルがリサイクル事業者への移送を担う。空カプセルのペレット化は専らプラスチック再生加工を手掛けている関越資材(株)が請け負う。リサイクルペレットは海外のガシャポン生産工場に輸出され、バージンペレットと混合した素材を用いてガシャポン用カプセル(以下「リサイクルカプセル」)が製造される。その後、同工場でリサイクルカプセルに入ったガシャポンとなり、それらを輸入、国内販売することで循環の仕組みが完結する。2021年度内のリサイクルカプセル上市を予定しており、空カプセル回収量 20t(空カプセル数:400万個相当)を目指す。現時点のリサイクルペレット配合率(約20%)の向上を図りつつ、エコなカプセルに入ったガシャポンの販売促進につなげていくという。