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 三陽商会、日本版サステナブルブランドTシャツの販売を開始

発表日:2021.09.29


  (株)三陽商会は、地域の海洋ゴミを原料の一部とするサステナブルブランドTシャツの販売を、2021年10月8日から開始する。同社は、ファッション産業に由来する環境汚染問題などを意識し、スペインで立ち上げられたサステナブルファッションブランドの国内展開や関連プロジェクトを推進している。ブランドの基本コンセプトを踏まえつつ、2年かけて、回収・分別したペットボトルを粉砕・ペレット化、溶解・紡糸、ファブリック素材(生地)縫製する一貫プロセスの構築に成功した。また、PETのリサイクル性に着目し、プロジェクトに賛同する自治体等との連携により、漁港内にストッカーを設置して漁網にかかったペットボトル等を回収・貯蔵するスキームの実行可能性調査を開始した。今回、国内で初めて、欧州製にはない、装飾を排除したミニマルなデザインの製品(オーガニックコットン66%、リサイクルポリエステル34%)を上市する。地球環境を守るために服をつくるという新たな環境経営の在り方を訴求するもので、原料の輸送段階、石油資源の使用低減や工場でのCO2排出など、さまざまな環境負荷低減効果の発現が期待できるという。

情報源 (株)三陽商会 NEWS
機関 (株)三陽商会
分野 ごみ・リサイクル
キーワード ペットボトル | PET | 海洋ゴミ | ペレット化 | オーガニックコットン | リサイクル性 | リサイクルポリエステル | 紡糸 | 生地縫製 | ミニマル
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