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 WWFジャパン、インドネシアでのエビ養殖改善プロジェクトの進捗を紹介

発表日:2021.12.21


  WWFジャパンは、インドネシア中部にある島「スラウェシ島(セレベス島)」において4者で取組む「エビ(ブラックタイガー)養殖業改善プロジェクト」の進捗を紹介した。インドネシアは世界一のマングローブの面積を有するが、1980年から2005年の間で、100万ヘクタール以上のマングローブが失われており、その主な原因は、エビ養殖池の開発とされている。養殖池は、管理が不十分なことによる病気の発生や生産性の低下により放棄され、代わりに別の場所で新たにマングローブが伐採され養殖池がつくられるといったことも起きている。こうした無計画なエビ養殖により、マングローブやそこに生息する野生生物が危機にさらされ、それにより人々の暮らしへの影響も懸念されている。WWFジャパンは2018年7月より、インドネシアのエビ加工会社PT. BOMAR、同社からエビを調達する日本生活協同組合連合会、WWFインドネシアと協働し、同プロジェクトを開始した。プロジェクトではエビ養殖により懸念される「環境と社会への影響の調査」と「改善点の把握」に取組み、マングローブ再生、生産者に向けた啓発活動を行い、ASC認証(水産養殖管理協議会認証)基準の約9割を適合するに至ったという。引き続きASC認証の取得を目指し取り組むとともに、インドネシアでのエビ養殖業の持続可能性の拡大に向けて活動を展開していくという。

情報源 WWFジャパン ニュース
機関 WWFジャパン
分野 自然環境
水・土壌環境
環境総合
キーワード インドネシア | 持続可能性 | マングローブ | 養殖 | WWFジャパン | スラウェシ島 | ブラックタイガー | エビ養殖池 | 日本生活協同組合連合会 | ASC認証
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