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 ボルネオ保全トラスト・ジャパン、「パーム油白書2021」を刊行

発表日:2022.02.25


  認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン(BCTJ)は、国内唯一のパーム油専門白書「パーム油白書2021」を刊行した。パーム油の原料となるアブラヤシのプランテーション拡大により、熱帯雨林の破壊やオランウータンなど固有種の絶滅危機などが国際社会の課題となっている。BCTJは、熱帯雨林を保護し、生物多様性を保全すること等を使命とし、ボルネオ島北部のキナバタンガン川流域で熱帯雨林を買い取って保護区のつながりを守る「緑の回廊プロジェクト」等を推進している。また、新型コロナウイルス感染拡大により現地へ渡航することが難しい中、オンライン番組「ボルネオカフェ@ZOOmトーク」を開始し、現地の動物たちの様子や環境問題について情報を発信している。「パーム油白書」は2011年より同団体が刊行し、パーム油に関連する動向や、統計データを公表している。今年度版では、「ボルネオカフェ@ZOOmトーク」に登壇した高知大学の岩佐和幸氏によるマレーシアにおけるアブラヤシ産業ビジネスの成り立ちと現状の課題について寄稿のほか、「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」加盟企業の活動を知るために欠かせない年次報告書「ACOPレポート」の読み解き方や、懸念事項の多いパーム油発電事業の現状について報告している。

情報源 認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン お知らせ
機関 認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン
分野 自然環境
環境総合
キーワード 熱帯雨林 | パーム油 | アブラヤシ | 高知大学 | RSPO | パーム油白書 | オランウータン | 緑の回廊プロジェクト | ACOPレポート | ボルネオカフェZOOmトーク
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