京セラ(株)は、世界規模で拡大する太陽電池の需要に対応するため、太陽電池セルの増産をおこなうとともに販売体制の強化を図っていくと発表した。今回同社は、生産計画について、2010年度550MWを600MWに、2011年度650MWを800MWに上方修正し、3年後の2012年度には、同年度生産予定量(400MW)の2.5倍となる1GWの生産をめざしていくとした。なお、太陽電池セルの生産は、滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)と滋賀県野洲市の新工場の2拠点で行うという。また、同社は、とくに国内の住宅用において、各種の補助政策により市場が拡大する中、業界で唯一の独自販売網(フランチャイズ店)を、現在の87店舗から2010年春に100店舗へと拡大し、さらに2011年3月までに150店舗をめざす。なお、海外においては、欧州ならびに米国の販売代理店を、2010年の春にそれぞれ100社規模へと拡充していくという。