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 石川県、オキナグサの盗掘防止策を紹介

発表日:2022.04.19


  石川県は、同県指定希少野生動植物種のオキナグサ(学名:Pulsatilla cernua)の盗掘を防止するための取組を紹介した。同種はキンポウゲ科の多年草で、平成18年に石川県指定希少野生動植物種に指定されている。県内には加賀地域の限られた場所にしか生育しておらず、白山自然保護センター(白山市)の調査によると約150個体が生育するのみという。園芸品としても人気が高く、平成21年、22年、24年には盗掘跡が確認されるなど被害があった。白山自然保護センターと県は、警察署とも連携し、現地パトロールを行うほか、看板の設置やチラシの配布を行う。またオキナグサの特長を紹介したパネル展を行うなど同種の保護について理解を深めていくという。なお、同種の採取、所持、譲り渡し、譲り受けは「ふるさと石川の環境を守り育てる条例」により禁止されており、無許可で採取した場合は1年以下の懲役もしくは50万円以下の過料に処される。

情報源 石川県 報道発表資料(PDF)
機関 石川県
分野 自然環境
キーワード 石川県 | 白山市 | オキナグサ | 盗掘 | キンポウゲ科 | 多年草 | 加賀地域 | 白山自然保護センター | 現地パトロール
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