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 川崎市、同市水素戦略に基づく世界初「水素ホテル」の社会実装を紹介

発表日:2022.05.11


  川崎市は、川崎市の水素戦略などに基づき「世界初の水素ホテル」として営業していた『川崎キングスカイフロント東急REIホテル』において燃料電池ユニットを更新し、水素発電を継続することを紹介した。これは、同市における水素活用のモデルケースとして、先導的役割を担ってきた同ホテルが、「技術実証」から「社会実装」の段階へと進むことを示す。川崎市は平成27年に「水素社会実現に向けた川崎水素戦略」を策定し、8つのリーディングプロジェクトを創出してきた。その1つである「水素の地域循環型水素地産地消モデル」の実証事業において、「世界初の水素ホテル」は象徴的な取組であり、環境省「地域連携・低炭素水素技術実証事業」として、昭和電工(株)が実用化したプラスチックケミカルリサイクル施設を有効活用し、プラスチックから製造した水素をパイプラインで東急REIホテルに供給することで運営していた(同事業は令和3年度末に終了)。今回、(株)東急ホテルズは、同ホテルにおいて、環境省「脱炭素社会構築に向けた再エネ等由来水素活用推進事業」「水素サプライチェーン社会実装支援事業」として、明治電機工業(株)製「50kW 純水素型定置式 FC 発電システム」を導入し、2023年1月から再び水素発電を行うこと決定した。この取組は同市における水素活用のモデルケースである「水素ホテル」が次のステージへ進むものであるという。

情報源 川崎市 報道発表資料
(株)東急ホテルズ 報道発表資料
機関 川崎市 (株)東急ホテルズ
分野 地球環境
キーワード 水素 | ケミカルリサイクル | 昭和電工 | 川崎市 | 水素発電 | 水素サプライチェーン | 社会実装 | 水素ホテル | 東急REIホテル | 燃料電池ユニット
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