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 埼玉県、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」調査への協力を呼びかけ

発表日:2022.06.28


  埼玉県環境科学センターは、「クビアカツヤカミキリ発見大調査2022」を実施する。クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)は、サクラやウメなど主にバラ科の樹木を加害する、特定外来生物で、体長25~40mm、全体的に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤いなどの特徴がある。埼玉県では、平成25年に、県南東部の草加市と八潮市でサクラの被害が初めて確認され、翌年に八潮市のサクラで被害が確認された。その後しばらく被害報告はなかったが、平成29年に、県南東部の越谷市、県北部の羽生市、行田市、熊谷市、深谷市および加須市で被害が確認され、年々被害地域は拡大している。同センターでは、今回で5回目となる調査を実施している。令和3年度は、県内42市町(1089か所)から報告があり、18市町(444か所)で被害が確認された。この情報に基づき、「クビアカツヤカミキリ調査地点マップ」が作成されている。今回、調査や報告の方法の詳細を「クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2022」として公開し、県内の公園や河川敷、学校などに植栽されているサクラのほか、被害拡大の可能性が高い河川沿いのサクラ並木を対象に情報を募集する。成虫や、同種が樹木に穴をあけたときに排出する糞と木屑が混ざったもの(フラス)を見つけた場合、市町村の環境関連部局や管理者へ報告するよう呼びかけている。

情報源 埼玉県環境科学センター お知らせ
埼玉県 報道発表資料
〔参考〕クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2022(PDF)
機関 埼玉県環境科学センター 埼玉県
分野 自然環境
キーワード 埼玉県 | サクラ | クビアカツヤカミキリ | ウメ | 埼玉県環境科学センター | フラス | バラ科 | 参加型 | 調査マニュアル | カミキリ
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