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 クビアカツヤカミキリ、今度は「安中市」で被害確認

発表日:2023.10.17


  群馬県はクビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)の被害状況調査を実施しており、新たに安中市で被害が確認された。クビアカツヤカミキリはサクラなどの樹木の内部を食い荒らし枯らしてしまう中国や朝鮮半島などが原産の特定外来生物。成虫は、全体的に光沢のある黒色で、赤い胸部(首)が特徴で、幼虫は樹木内部を食害する際に大量のひき肉状のフラスを樹木の外に排出する。群馬県での被害本数は、7,684本で、対前年比1.01倍とほぼ横ばいだが、平成29年度の682本からおよそ11.2倍に増加している。これまでに太田市、館林市など15市町で被害が確認されており、今回被害が確認された安中市で16市町となった。同県では、被害発生地域の拡大防止防除対策経費の補助により薬剤注入対策に取り組む市町村を引き続き支援するとともに、「ぐんまクビアカネット」など住民の協力を得て行う早期発見・早期駆除の取組を強化して、被害発生地域の拡大防止につなげるという。また、薬剤注入による防除を中心に、成虫の捕殺等の対策も組み合わせて実施して、成虫の生息密度の低減を図るとともに、農業被害の抑制のため、防除対策を徹底し、栽培講習会などで防除技術を生産者に周知、より効果的かつ効率的な防除技術の確立に向けた実証試験に取り組む。

情報源 群馬県 報道発表資料
〔参考〕クビアカツヤカミキリの被害状況について(PDF)
機関 群馬県
分野 自然環境
キーワード 防除 | 群馬県 | 安中市 | クビアカツヤカミキリ | 早期駆除 | フラス | 被害状況調査 | ぐんまクビアカネット | 外来カミキリ
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