環境省は、「ポスト2020生物多様性枠組」第4回公開作業部会の結果を発表した。同作業部会は、2022年6月21日から26日にかけて、ケニア・ナイロビで開催され、日本からは環境省、外務省、農林水産省、経済産業省が出席したほか、締約国代表、国際機関、NGO等が参加した。同会議の結果としては、主な目標案のうち、都市における緑地・親水空間に関する目標や、保全等に関する能力構築に関する目標案は全ての国が合意した。その他の目標、1)2030年までに陸地と海洋のそれぞれ30%を保護・保全する目標案(30by30)については、数値目標以外の部分に交渉時間が費やされた。2)気候変動と生物多様性に関する目標案は、気候変動による生物多様性への影響を最小化することが支持されたが、数値目標の有無等で修正案が多数提案された。3)ビジネスと生物多様性に関する目標案は、企業に情報開示等を促進する手法や、数値目標の是非に論点が絞られた。4)資源動員に関する目標案は、必要性を主張する途上国と、既存の基金活用改善を求める先進国の間での対立等、カナダ・モントリオールで開催されるCOP15第二部(開催日時:令和4年12月5日から17日)に議論が持ち越されることとなった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 気候変動 | COP15 | カナダ | ケニア | ナイロビ | モントリオール | ポスト2020生物多様性枠組 | 30by30 |
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