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 光化学オキシダント植物影響評価検討会(第3回)を開催 環境省

発表日:2022.09.16


  環境省は、第3回光化学オキシダント植物影響評価検討会を開催した(開催日:令和4年9月21日、開催方法:オンライン)。大気汚染物質の1つである光化学オキシダントは、環境基準の設定以降に多くの科学的知見が蓄積しており、植物による二酸化炭素吸収を阻害するため、気候変動という観点からもその影響が懸念されている。令和4年1月の中央環境審議会において、「気候変動対策・大気環境改善のための光化学オキシダント総合対策について(光化学オキシダント対策ワーキングプラン)」を提示し、光化学オキシダントの健康影響への環境基準の再評価と植物影響を勘案した環境基準の検討を視野に、知見の取りまとめを推進する方針が示されていた。また、諸外国において光化学オキシダントの主成分であるオゾンについて環境目標値を改定する動きがあり、WHO(世界保健機関)はオゾンの環境目標値に関するガイドラインは昨年改定されている。今回、同省では、これらの科学的知見や状況等を踏まえ、大気環境改善等の検討に必要な基礎資料を得ることを目的に、学識経験者から成る「光化学オキシダント健康影響評価検討会」と「光化学オキシダント植物影響評価検討会」を水・大気環境局にて開催し、光化学オキシダントに係る健康影響と植物影響に関する評価について検討する。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 大気環境
キーワード オゾン | 世界保健機関 | WHO | 植物 | 光化学オキシダント | 大気汚染物質 | 植物影響評価 | 二酸化炭素吸収阻害
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