環境省は、第4回光化学オキシダント植物影響評価検討会を開催した(開催日:令和4年12月12日、開催方法:オンライン)。大気汚染物質の1つである光化学オキシダントは、環境基準の設定以降に科学的知見が蓄積しており、植物による二酸化炭素吸収を阻害するため、気候変動の観点からも影響が懸念されている。令和4年1月の中央環境審議会で、「気候変動対策・大気環境改善のための光化学オキシダント総合対策について」を提示し、光化学オキシダントの健康影響への環境基準の再評価と植物影響を勘案した環境基準の検討を視野に、知見の取りまとめを推進している。また、諸外国において光化学オキシダントの主成分であるオゾンについて環境目標値を改定する動きがあり、昨年、WHO(世界保健機関)はオゾンの環境目標値に関するガイドラインを改定している。これを踏まえ、大気環境改善等の検討に必要な基礎資料を得ることを目的に、「光化学オキシダント健康影響評価検討会」と「光化学オキシダント植物影響評価検討会」を水・大気環境局にて開催し、光化学オキシダントに係る健康影響と植物影響に関する評価について検討するため、1)第3回光化学オキシダント健康影響評価検討会における主な指摘事項と対応、2)長期呼吸器影響に関する疫学研究知見の整理結果を議題とするという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | オゾン | 呼吸器 | 世界保健機関 | WHO | 光化学オキシダント | 大気汚染物質 | 環境目標 | 植物影響評価 | 二酸化炭素吸収阻害 |
関連ニュース |
|