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 ダイキン工業(株)、リチウムイオン電池などの製造工場向けに空気供給システムを開発

発表日:2010.03.24


  ダイキン工業(株)は、同社独自の新方式を採用し、水分とCO2を除去した空気を供給するシステムを開発し、2014年4月より受注を開始すると発表した。昨今、水分のみならずCO2も除去した空気環境に対するニーズが顕在化している。とくにリチウムイオン電池の製造工程では、高容量化に欠かすことのできない部品であるNi(ニッケル)系正極材料が、空気中の水分とCO2を吸着すると、電池性能が低下する原因になることから、空気成分の管理が不可欠であった。今回、同社は、水分を吸着する素材「シリカゲル」とCO2を吸着する素材「特殊ゼオライト」を使用した「ハニカム構造」の吸着ローターに空気を通過させ、水分を99.9%以上、CO2を95%以上除去するシステムを開発。これにより、従来の一般的な圧縮吸着式システムのように、処理する空気を高圧にする必要がなくなるため、約60%の省エネと約50%の省スペース化を実現するという。

情報源 ダイキン工業(株) ニュースリリース
機関 ダイキン工業(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | CO2 | リチウムイオン電池 | ダイキン工業 | 吸着 | 正極材 | 水分 | ニッケル | シリカゲル | 特殊ゼオライト
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