ダイキン工業(株)は、同社独自の新方式を採用し、水分とCO2を除去した空気を供給するシステムを開発し、2014年4月より受注を開始すると発表した。昨今、水分のみならずCO2も除去した空気環境に対するニーズが顕在化している。とくにリチウムイオン電池の製造工程では、高容量化に欠かすことのできない部品であるNi(ニッケル)系正極材料が、空気中の水分とCO2を吸着すると、電池性能が低下する原因になることから、空気成分の管理が不可欠であった。今回、同社は、水分を吸着する素材「シリカゲル」とCO2を吸着する素材「特殊ゼオライト」を使用した「ハニカム構造」の吸着ローターに空気を通過させ、水分を99.9%以上、CO2を95%以上除去するシステムを開発。これにより、従来の一般的な圧縮吸着式システムのように、処理する空気を高圧にする必要がなくなるため、約60%の省エネと約50%の省スペース化を実現するという。
情報源 |
ダイキン工業(株) ニュースリリース
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機関 | ダイキン工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | CO2 | リチウムイオン電池 | ダイキン工業 | 吸着 | 正極材 | 水分 | ニッケル | シリカゲル | 特殊ゼオライト |
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