アジア開発銀行(ADB)は、Georgian Renewable Power Operations (GRPO)が発行したジョージア初の上場グリーンボンド(以下「GB」)に800万ドルを投資すると発表した。このGB(5年債)は、ジョージア証券取引所では過去最大の債券(8,000万ドル)の一部を成すもので、GRPOの既存事業(水力・風力発電事業への投資)やGRPOの親会社による再エネ事業への投資に活用される。ADBの直接投資は400万ドルで、残りの400万ドルは国際協力機構(JICA)が出資するアジアインフラパートナーシップ信託基金(LEAP)からの投資(400万ドル)を同行が“引き受け”する形で実行される。今回のGB投資について、ADBは加盟国・地域が掲げる気候目標の達成に寄与するものと評価しており、Georgia Capital PLCはアンカー投資家としての英断に謝意を表している。ADBは1966年に設立された国際開発金融機関で、日本はアメリカと同率の15.7%を出資している。近年では、貧困の撲滅に努めるとともに、豊かでインクルーシブ、かつ気候変動や災害等のショックに強靭で持続可能なアジア・太平洋地域の実現に向けた開発方針を掲げている。JICAもADB加盟国等との協働とSDGsを踏まえた経済社会開発の重要性を謳い、本案件を「質の高いインフラパートナーシップ」の好事例として紹介している。
情報源 |
アジア開発銀行 ニュースリリース
国際協力機構 ニュースリリース |
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機関 | アジア開発銀行駐日代表事務所 国際協力機構 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 水力発電 | グリーンボンド | ジョージア | アジアインフラパートナーシップ信託基金 | LEAP | 国際開発金融機関 | アンカー投資家 | インクルーシブ | 質の高いインフラパートナーシップ |
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