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 東京都と積水化学、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向け共同研究

発表日:2022.12.02


  東京都は、積水化学工業(株)とペロブスカイト太陽電池の実用化に向け共同研究を開始する。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池で、既存の太陽電池に比べ、「薄く軽くフレキシブル」という特長を持つ。そのため、設置対象の場所の範囲が広がるなどのメリットがある。日本発の技術であり、主原料のヨウ素は世界産出量の約30%が日本国内産である。積水化学工業は、業界に先駆けて屋外耐久性10年相当を確認し、30センチメートル幅のロール・トゥ・ロールの製造プロセスを構築している。下水道施設をはじめとした、大規模建築物などを有する公共施設は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置場所として潜在市場の一つであると考えられ、今回、東京都下水道局 森ヶ崎水再生センター(東施設)においてフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置して、発電量のモニタリング、腐食耐久性の確認などを行う。両者は、次世代太陽電池の普及拡大を加速させ、カーボンニュートラルの実現に貢献するという。

情報源 東京都 報道発表資料
積水化学工業(株) ニュース
機関 東京都 積水化学工業(株)
分野 地球環境
キーワード 東京都 | 公共施設 | 積水化学工業 | ヨウ素 | フィルム型 | ペロブスカイト | ペロブスカイト太陽電池 | 下水道局 | 次世代太陽電池 | ロール・トゥ・ロール
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