積水化学工業(株)の環境・ライフラインカンパニーは、「高性能フェノールフォーム断熱材」を構成材とした、鉄筋コンクリート(RC)造建築物向けの乾式外断熱工法を開発したと発表した。同社でこれまで、木造戸建住宅や鉄骨造一般建築物など向けに同断熱材を展開してきたが、今後はRC造建築物でも採用拡大を図るという。今回開発した断熱工法は、新築物件だけでなく改修物件にも採用が可能であり、コンクリートの外側に断熱材を貼る工法のため、内断熱工法のような内装材の交換や住人の一時退去などが不要であるという。また、外気温の変化や酸性雨、紫外線などからコンクリートを守り、建物の長寿命化に寄与するほか、室内側に蓄熱性の高いコンクリートがあるため、内断熱に比べて室温が外気温に影響されにくく、冷暖房費およびCO2排出量を3~5割程度削減可能(サッシを併せて変更した場合)という。さらに、冬季にコンクリートの冷え込みが軽減されるため、内断熱工法と比べて結露が少なく、カビやダニの発生を抑制できるという。なお、同断熱材は、住宅エコポイントにも対応している。
情報源 |
積水化学工業(株) プレスリリース
|
---|---|
機関 | 積水化学工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 長寿命 | 冷暖房 | 断熱材 | 積水化学工業 | 住宅エコポイント | 鉄筋コンクリート | 外断熱 | 内断熱 | 結露 |
関連ニュース |
|