環境省は、「SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム」(Community Development and Knowledge Management for the Satoyama Initiative、略称:COMDEKS(コムデックス)のフェーズ4の実施を発表した。COMDEKSは、UNDPを実施機関とし、同省、経団連自然保護協議会、CBD事務局、国連大学(UNU)と連携し、SATOYAMAイニシアティブの長期目標(ビジョン)の「自然共生社会」を実現するため、地域コミュニティによる社会生態学的生産ランドスケープ(二次的自然環境)の維持・再構築のための現地活動を支援し、現地活動の成果に関する知見を集約・発信するもの。2011年6月に設立され、2011年から2020年までの間に、生物多様性日本基金により合計1,050万ドルの拠出金が資金提供され、フェーズ1からフェーズ3までが実施されている。フェーズ4では、ポスト2020生物多様性枠組の実施に向け、途上国における生物多様性の持続可能な利用を更に支援し、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)を含む30by30目標や「自然を活用した解決策」を推進する。SDGsへの貢献を目指しており、事業予定期間は6年間を想定している。同事業は、SATOYAMAイニシアティブのコンセプトに基づく現地活動への支援を地球規模で展開する旗艦プログラムで、危機的な状況にある世界各地の二次的自然環境の維持・再構築を通じ、生物多様性の保全とそこに暮らす人々の生活の向上に貢献できるという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 自然共生社会 | SATOYAMAイニシアティブ | ランドスケープ | 国連大学 | UNDP | COMDEKS | 経団連 | 二次的自然環境 | フェーズ4 | 自然保護協議会 |
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