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 信越自然環境事務所、上高地マル集未来構想を策定

発表日:2023.03.28


  信越自然環境事務所は、上高地マル集未来構想(上高地集団施設地区再整備基本構想)を策定した。「マル集」とは、自然公園法第36条に基づき指定される集団施設地区(国立・国定公園の利用拠点に宿舎、野営場、園地などを総合的に整備する地区として、省務大臣が指定する地区)の略語。公園計画図で、円でその位置が示されることから、その呼び名が付いており、上高地集団施設地区の指定地は環境省所管地と一致している。上高地は、山々や河畔林、梓川等の自然資源を有し、日本有数の山岳リゾートで槍穂高連峰への玄関口として親しまれているが、上高地の有する景観や歴史・文化、地形・地質の成り立ち等の価値や魅力を活かしきれておらず、野生動物対策や梓川河床上昇に係る災害対策など、観光利用者へのリスク周知を含めた、総合的な取組方針の検討が必要とされている。中部山岳国立公園管理事務所では日本を代表する景勝地としての矜持と責任や先進的な取組をふまえ、上高地集団施設地区の今後のあり方を示し、世界中の人が憧れる国立公園を目指し、自然環境と調和した将来のあるべき上高地の姿を「上高地マル集未来構想」として整理した。今後、アイデアごとに実施の主体(想定)に挙げられている者と連携・調整し、事業実施にあたり、必要に応じて適宜発表していくという。

情報源 信越自然環境事務所 報道発表資料
上高地マル集未来構想(PDF)
機関 信越自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | 国立公園 | 信越自然環境事務所 | 中部山岳国立公園 | 梓川 | 上高地集団施設地区再整備基本構想 | 上高地マル集未来構想 | マル集
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