国内ニュース


 北アルプス山岳域、利用ルール作成~保護と利用の両立図る

発表日:2023.07.19


  信越自然環境事務所は、北アルプス山岳域の「利用ルール」を公表した。国立公園は、日本が世界に誇る風景地を保護すると同時に利用の推進も図る場所として法律に基づき指定されている。北アルプスは昭和9年に中部山岳国立公園に指定されている。自然環境保全とのバランスから、利用環境としての整備は必要最小限に留めているため、日常では得がたい景観を体験できる。一方、自然環境豊かな特別な場所では、自然災害や野生動物との接触による事故などが発生する可能性もある。事故防止に向けて関係機関により様々な取組がなされているが、自然環境である以上、受入側の取組のみでは全ての未然防止は困難とのこと。環境省信越自然環境事務所は、北アルプスの保護と利用を両立し、安全に楽しむため、今回、5つのルールを定めた。5つのルールは、自然環境へ影響を与えない、登山道や橋などの施設を壊さない、指定地以外で野営しない、ごみ・食べ物・し尿を残さない、無理な山行計画と立てない。日本人だけではなく、外国人利用者にも認識が必要であるため、日本語に加え、英・中(簡体・繁体)・韓の言語で作成された。

情報源 信越自然環境事務所 報道発表資料
北アルプス山岳域利用ルール(PDF)
機関 信越自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | 自然災害 | 自然環境保全 | 信越自然環境事務所 | 北アルプス | 中部山岳国立公園 | 英語 | 利用ルール | 山岳域
関連ニュース

関連する環境技術