国内ニュース


 印旛沼のカミツキガメ、増えた?減った?令和4年度は1,651頭駆除

発表日:2023.05.08


  千葉県は、令和4年度「カミツキガメの捕獲事業」の事業実施結果等を公表した。カミツキガメ(学名: Chelydra serpentina)は、北アメリカから中米にかけて分布する大型の雑食性カメ。特定外来生物に指定されている。国内では、千葉県印旛沼の周辺水系では繁殖が確認され定着しており、北海道、沖縄を含む他の地域でもたびたび目撃されている。同県では、平成19年度から防除事業を行っており、令和3年3月には「カミツキガメ防除実施計画書」を改定し、根絶に向けた防除に取り組んでいる。令和4年度には、1,370頭以上の捕獲を目標として、特にカミツキガメが高い密度で生息している4か所(西印旛沼師戸地区、高崎川下流地区、飯重地区、手繰川地区)で、集中的に捕獲を行った。その結果、メス594頭、オス740頭、性別不明など317頭の計1,651頭(前年比195頭増)を捕獲した。同種の活動が活発になる初夏に集中的にワナによる捕獲を実施し、この時期に捕獲数全体の約68%にあたる1,024頭を捕獲した。適期での捕獲の効果が得られたという。令和5年度は、引続きカメの活動期(6月~7月)にワナによる捕獲を集中的に実施し、生息数を減少させるために必要な年間の捕獲頭数である1,200頭以上を捕獲するという。

情報源 千葉県 報道発表資料
機関 千葉県
分野 自然環境
キーワード 防除 | 特定外来生物 | 千葉県 | 印旛沼 | カミツキガメ | 高崎川 | 手繰川 | ワナ | カミツキガメ防除実施計画書 | 初夏
関連ニュース

関連する環境技術