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 奈良先端科学技術大学院大学など、木質バイオマスの増産につながる植物の遺伝子機構を新発見

発表日:2010.04.13


  奈良先端科学技術大学院大学は、同大学バイオサイエンス研究科の出村拓教授及び山口雅利助教と(独)理化学研究所らの研究グループが、木質バイオマスの増産につながる植物の遺伝子機構を新たに発見したと発表した。化石燃料に代わるエネルギー資源として注目される木質バイオマスは、主に細胞壁が発達した木質細胞(道管細胞や繊維細胞)に由来する。そのため、木質細胞の形成のしくみを解明することは、環境・エネルギー問題の解決につながると期待されている。今回、同研究グループは、道管細胞の形成を制御する新しいタンパク質(VNI2)の同定に成功。VNI2は、道管細胞の形成を促進するタンパク質(VND7)の機能を抑制することから、逆に、VNI2の働きを抑制することでVND7による木質細胞形成が活性化され、その結果として木質バイオマスの増産が期待されるという。

情報源 奈良先端科学技術大学院大学 プレスリリース
機関 奈良先端科学技術大学院大学
分野 地球環境
キーワード 理化学研究所 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 植物 | 木質バイオマス | 遺伝子 | 木質細胞 | 道管細胞 | タンパク質 | VNI2 | VND7
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