環境省および経済産業省は、プラスチック汚染対策に関する高野心連合(HAC)に日本政府が参加することを公表した。HACは、2040年までにプラスチック汚染を終わらせる目標を掲げ、持続可能な水準のプラスチックの生産・消費、プラスチックの資源循環の促進、プラスチックごみの適正管理等を追求する国家のグループであり、現時点で、日本を含め55か国が参加している。我が国は、プラスチックの大量消費国と排出国を含むできるだけ多くの国が参加する実効的で進歩的な条約の策定を目指し、令和4年11月の政府間交渉委員会第1回会合に続き、日本が議長国を務めたG7サミットや気候・エネルギー・環境大臣会合等でも、関連の議論をリードしてきた。今回、こうした従来からの日本の立場に基づき、54の国と地域が参加するHACの中で議論に参画し、参加を表明したという。