愛媛大学の研究グループは、日本全国の海岸利用者から年間約280万個のプラスチックごみが海洋環境に流出していることを明らかにした。──日本の海岸では、喫煙や飲食に関連するごみが多く発生しているが、その具体的な量や発生メカニズムは明らかにされていなかった。そこで、研究グループは夏と秋冬のシーズンに4つの海水浴場で調査を実施し、タイムラプスカメラと携帯ビッグデータを用いて利用者の滞在時間とごみ発生量を推定した。その結果、調査対象地域では年間約12.5トンのプラスチックごみが発生し、夏季には都市部の海水浴場でのごみ発生量が多いことが確認された。また、人気の高い10海岸におけるごみ発生量が全体の約30%を占めることが分かった。──本研究は、海岸利用者によるプラスチックごみ発生量を初めて定量的に推定したものであり、今後の海岸ごみ管理において重要なデータとなる。今後は、さらに詳細な調査を行い、効果的なごみ削減策の開発に寄与することが期待される。
情報源 |
愛媛大学 プレスリリース
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機関 | 愛媛大学 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | プラスチックごみ | 海洋環境 | 海岸ごみ | 海水浴場 | タイムラプスカメラ | 携帯ビッグデータ | 喫煙ごみ | 飲食ごみ | ごみ発生量 | ごみ削減策 |
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