環境省は、発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)がこれまでの調査で局地的に比較的高濃度で検出されたことなどを受け「Q&A集」および「今後の対応の方向性」2つの文書を公表した。PFASは、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)などの総称。PFOS、PFOAが検出された地域からは、その影響への不安や、目標値や基準値の検討への対策を求める声があり、これらの物質に関する管理の在り方等が議論されている。今回「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」の監修により作成された「PFOS、PFOAに関するQ&A集(Q&A集)」はその住民の不安に寄り添い透明性を確保した情報発信のため作成されたもの。『PFOS、PFOA はなぜ、製造・輸入禁止といった非常に厳格な措置が採られているのですか。』『永遠の化学物質と聞きました。一度身体に入ったら一生残るのでしょうか。』など想定される質問(Q)に対して回答(A)が科学的根拠を元に解説されている。一方、別に公表された「PFASに関する今後の対応の方向性」は、専門家会議で国内外の最新の科学的知見及び国内での検出状況の収集・評価を行い、科学的知見に基づくPFASに対する総合的な対応策についての検討が取りまとめられたものという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
〔参考〕PFOS、PFOA に関するQ&A集(PDF) 〔参考〕PFASに関する今後の対応の方向性(概要)(PDF) |
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 環境省 | ストックホルム条約 | PFOS | 発がん性 | PFOA | ペルフルオロオクタン酸 | ペルフルオロオクタンスルホン酸 | PFAS | Q&A集 | 対応 |
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